上智大学 理工学部 情報理工学科

在校生へ

学科長挨拶

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。情報理工学科の学科長を仰せつかっております澁谷より、新入生の皆さんへのメッセージを述べさせていただきます。
 昨年からのコロナの影響により、高校での進路指導や、受験対策としての予備校での授業・模擬試験などにおいて、数々の制限があったことと思います。これらの未曽有の困難を乗り越えて、晴れて本学に入学された皆さんに、心からの敬意とお祝いの気持ちをお伝えしたいと思います。また、保護者の皆様には、このような素晴らしいご子息を本学科に託していただきますことに改めて感謝いたしますとともに、その責任の大きさに私たち教職員一同身の引き締まる思いを新たにしております。
 昨年1年間の高校での授業の多くは、オンラインでの実施を余儀なくされたことと思います。色々と不便があったことは確かですが、物心ついた時からスマートホンとSNSが身の回りにあり、ディジタル環境に囲まれて育った皆さんにとっては、オンライン授業そのものはそれほど大きな違和感なく受け入れられたかもしれません。また、人と人との交流が大きく制限され、今でもそのような状況が続いている中でも、SNSを通じて友達との交流を保ち続けた方も多かったことでしょう。
 一方、皆さんもご存知の通り、本学では、この4月からの全ての授業を基本的に対面で行うことが決まっています。この1年間とは正反対のリアルな授業が始まり、さらには友達とのリアルな交流のウェイトも大きく増えます。生活様式が大きく変化するとき、私たちは知らず知らずのうちに大きなストレスを受けます。大学という新生活の開始に加え、リアルな交流が再開されるという大きな環境の変化に戸惑うことも多いと思います。少しずつで結構ですので、皆さんにはこの環境の変化に慣れていってほしいと思います。
 さて、先ほど取り上げたSNSを通じた交流においては、多くの記事や写真の中に埋もれることのない「キラリと光る個性」というものが高く評価されることは、皆さんもよくご存知のことと思います。たとえ普段使いの洋服やアクセサリーであっても、アイディア溢れる着こなしや使いこなしが、沢山の「いいね!」と共感を集めます。そのような世界が日常である皆さんは、「他と違って輝くもの」を見出す感性・生み出す能力が特に優れていると思います。
 情報学の世界においても、これまでとは異なる発想や技術・サービスを生み出すことが非常に高く評価さ、また社会に対して大きな影響を与えます。例えば、情報理工学科に進学を決めた皆さんの中には、人工知能や機械学習に興味を持っている方も多いと思います。毎日のニュースを見ていると、これらの技術は既に様々な分野で活用されていて、ありふれた技術の一つであると思う方も多いでしょう。しかしながら、それらの分野の問題の中には、人工知能や機械学習では解決不可能と思われていたものも少なくありません。このように、世の中の諸問題と情報技術とをこれまでとは異なる発想で結びつけることが、情報学を志した皆さんに求められています。
 皆さんがこれから大学で学ぶことは、光り輝く発想や技術を生み出すための知恵、すなわち、地に足の着いた「知識」と、それらの知識を吸収するための「学びの方法」に他なりません。皆さんの感性に確固たる知恵が結びついたとき、皆さんの持つ可能性は大きく花開くことと思います。これからの4年間という限られた時間を大切にし、それぞれの学びを実り多きものにしていただくことを、私たちは願っています。
 以上で、皆さんのご入学に際してのメッセージとさせていただきます。

情報理工学科長 澁谷智治

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